二階リビングの由布挾間の家
大分県由布市
由布市挟間町の県道601号線沿いの67坪の土地に建つ、テイクアウトの店舗付き2階建ての家になります。
お客様の車の台数を多めに取りたい事もあり、建物はコンパクトにまとめられ、尚且つ、1階よりも2階を91cm、東西に跳ね出す事により、敷地をより有効に広く使えるよう工夫しています。
そして、建物の外観は2階部分は焼杉、1階部分は白いガルバリウム鋼板のツートンカラーにする事で、県道からの外観がシンプルながら、洗練された上質さと軽やかさを合わせもった家になっています。
部屋の構成は1階にテイクアウトの店舗厨房、主寝室、浴室・脱衣、ウォークインクロゼット。2階にリビング、ダイニング、キッチン、将来的に二つに仕切れる子供室、洗面、トイレとなっています。
2階にリビングを上げているのは2つの理由があります。
一つは1階に店舗をもつという性質上、生活感が出ない方が良いであろうという事。もう一つは県道側(北西)の方向に由布岳を望む事ができ、その景色は1階からより2階からの方がはるかに良い景色だったからです。
そして、その一番良い景色の向きには3人ゆったり座れる幅2600mmのカウンターを設け、そこで子供たちが勉強したり、本を読んだり、ご夫婦がゆっくりとお茶をしたり、できるようになっています。
内部の建具やキッチンの食器棚、テレビ台、本棚などの造作家具はラワン材で造られ、茶色味の強い濃ゆめの内装となっており、特に夜は落ち着いた雰囲気となっています。