森の中のリビングのある家
大分県佐伯市
大分県佐伯市船頭町の古い建物が建ち並ぶ土地に建つ、平家の焼杉のコの字型の家になります。
この土地は景観形成重点地区内にあり、塀や生垣、建物の後退ラインなど、昔ながらの街並みとの連続性を求められる地区になっています。
車は前進で入り前進で出る、ホテルや旅館のような寄棟の屋根の車寄せとなっています。道路から見た外観は中央に高さを抑えた寄棟の屋根、ガレージの奥に中2階くらいの高さの薩摩焼杉の外壁。そこに、たくさんの緑が散りばめられています。
道路から見て左右の塀とガレージを支えるコンクリートの壁は白塗りとし、周りの古い白い漆喰の建物と連続性を持たせています。この左右の白い塀には、黒いガルバの笠木を乗せ、建物と塀の一体化も狙っています。
建物の全体構成としては、道路寄りにLDK,水回り棟。奥に寝室、子供室棟。その中心に14帖の中庭のあるコの字のプランとなっています。
リビングとダイニングは、天井高さ3300の高天井となっていて、リビングは更に450下り、3750の高い天井。この段下りのリビングは中庭の石土間と同じ石が張られ、その正面の壁は焼杉が外壁から連続して室内に伸び、天井いっぱいの2面のガラスからは、庭に植えられた高木の緑とつながり、森の中にいるようなリビングとなっています。
キッチンは広々としたアイランド型のキッチン。収納も充実しておりキッチン上部にはロフト収納もあります。お風呂はハーフユニットバス。壁天井はヒノキ板張りで専用の中庭付となっています。みんなの図書室を中庭に向かうカウンター沿いに奥へ進むと3人の子供室。寝室へと進んで行きます。
外構は荻野景観設計の荻野寿也氏。荻野さんからの提案で中庭の石土間を平面的に45度傾けているのも特徴の一つです。どの窓からも緑が見える、まるで森の中にいるような家となっています。