シーナリーハウス



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幸野 成一

2024.12.10 new

横への吹き抜け(チーフ設計プランナーの幸野成一です)

横への吹き抜け(チーフ設計プランナーの幸野成一です)

シーナリーハウス、チーフ設計プランナーの幸野成一です。

 

「吹き抜け」と聞くと、普通は2階建などの縦の吹き抜けをイメージする方が多いと思います。

でも、実は広さを感じるための吹き抜けは横(水平方向)への吹き抜けのほうが大事なんです。

 

可能な限り視線がまっすぐ遠くまで伸びるように計画して、その先にを設ける事により外にまで視線を広げます。

このを設けるという事が、実面積よりも広く感じるためのポイントになっています。

 

この横への吹き抜けを意識して設計する事により、実は使い勝手にも良い影響があります。

動線、つまり家のなかを歩く場合、なるべく曲がり角が少ない方が歩きやすく使い勝手は良くなります。

という事は、横への吹き抜けを意識して設計する事により、結果的に家の中を動きやすく使い勝手の良い家になるという事です。

 

では、実例を見ていきましょう。

 

「景色を取込むスキップフロアーの家」

 

「光にわの家」

 

先日、完成見学会を行いました「車寄せのある日出の家」


「集いの家」


「中津の二段屋根」

 

「天空の角子原の家」

 

「暮らしを愉しむスキップフロアー」

 

これらの実例をご覧頂き、共通しているのは長い視線(横への吹抜)の先にはがあるという事です。

視線の行き止まりを作らないように設計する事で、家は確実に実面積より広く感じます。

 

この手法を駆使する事により、シーナリーハウスの造る家はコンパクトな家が多く、実面積を節約した分、いい素材に費用をかけることが出来るという事になります。

 

それと、最後にもう一つ。

 

横への吹き抜けは、廊下を長くという意味では全くないと言う事です。

ワーキングカウンターウォークインクロゼットなど、歩く事と何らかの機能を組み合わせた空間で廊下を作り、歩くだけの廊下はなるべく少なくするように意識して設計しております。

 

シーナリーハウスのモデルハウス「シーナリーの家」にお越しいただき、横への吹き抜けを意識しながら、このワーキングカウンター横を歩いていただくと、

その意味が、よくおわかり頂けると思います