シーナリーハウス



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三浦 陽一

【現場報告】シーナリーハウスの手摺

【現場報告】シーナリーハウスの手摺

シーナリーハウス現場担当責任者の三浦です。

今回は、シーナリーハウスの「手摺」についてです。

玄関や階段に設置する手摺は、段差を移動する際の動作の補助の役割があります。

階段には、原則として建築基準法で手摺を設置する義務があります。

皆さんも日常の生活の中で、何気なく使用している手摺ですが、住宅の室内で使用する場合は、既製品の丸の木製の手摺が多いのかもしれません。

 

本物の木の家づくりをしているシーナリーハウスでは、他の木部とのバランスを考え、タモ材を使用する事が多いです。

また、より握りやすさを考え、下図のような形状寸法をオーダーで家具屋さんに加工してもらっています。

 

アイアンのブラケットを使用して大工さんに取付をしてもらいます。

このように、階段だけでなく、玄関の手摺にも使用しています。

 

玄関の手摺には木製の他に、スチール製の手摺も使用します。

 

スチール製の手摺は、すっきりとしてカッコ良いですが、どうしても固くて冷たいので、手触りは良くないです。

そこで、実際に手で握る部分には革紐を巻いて、手触りをよくしています。

大判の革ではなく、紐状のものを巻く事で、滑り止めの効果もあります。

実はこの革紐は、何メートルもの長い紐を、ひと巻ひと巻、スタッフの手で巻き付けています。

12月中旬にお引渡しの「車寄せのある日出の平屋」の家の玄関手摺の革紐は、設計の松木が丁寧に巻いていきました。

革紐を巻く手摺部分の長さが、過去最高の70cmのだったので、約10mの長さの革紐を黙々と巻いていきました。

途中で絡まったりして、結構大変な作業でした。

  

秋にお引渡しをした「和瓦の別府青山の家」でも小ぶりな手摺を設けています。

勿論、別府市大観山町の「シーナリーの家」の玄関でも使用していますので、是非、ご見学下さい。

細かな点にも、こだわりを持って、これからも一棟一棟、丁寧に仕上げていきます。