こんにちは、設計の松木です。
現在、「和瓦の別府青山の家」の完成見学会を開催しております。
今回は、こちらの建物に導入している第一種換気システム、マーベックス社の澄家(https://www.mahbex.com/product/sumika/)について紹介いたします。
第一種換気については以前記載したブログがありますので、詳しくはhttps://www.sceneryhouse.jp/wphouse/4171/をご参照ください。
第1種換気は給気・排気とも機械、第3種換気は給気は自然、排気のみ機械
第1種換気システムの機器を扱っている会社は数社ほど存在しますが、澄家の特徴として、
① 機器を床下に設置している点があげられます。
このことにより、
1,機器設置のスペースを大きめに取ることができる為、本体を大きくでき、熱交換効率を高めることが可能になっています。
(他社の機種は、天井内の設置が一般的になります)
第1種換気機器の比較表 (マーベックス社)澄家の熱交換効率が高いことが分かります。
2,メンテナンスが容易
換気システムを有効に働かせる為には定期的なメンテナンスが大切になってきます。
メンテナンスが必要な箇所として、給気用フィルター、排気用フィルターが主になってきます。
暮らし方や機種により異なりますが、フィルター清掃の期間は、おおむね1~3か月に1回必要になってきます。
一般的に換気機器本体と排気口が天井に設けられるため、フィルターも天井に付くことが多く、脚立を使用してメンテナンスを行うことになります。
澄家の場合は、床下及び手の届く低い位置にフィルターがあるため、メンテナンスはし易くなっています。以下はメーカーカタログより。
次に、
② 床下給気、床下排気である点があげられます。
一般に排気口は天井面につけて換気を行う為、ホコリや花粉及び臭気を巻き上げてしまうことが考えられます。
その点、床下に排気口があるため、飛散を防げ計画的な換気が行えます。
前回のブログで記載しました、床下エアコンと相性が良い理由としては、以下の図のように床下の給気口を床下エアコンの近くに設けることで、外気温に近くなる清浄な空気がはじめに温められて各室内に送ることができるため、外気温に近づく冷たい空気を感じる箇所を無くせる点にあります。
冬場の暖房で不快な気流を与えない床下エアコンと、空気の清浄度を保ち温湿度交換のできる第一種換気システム澄家をセットで考えてみてはいかがでしょうか。
本日のブログはこちらで失礼いたします。