シーナリーハウス



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松木 淳也

2024.8.17

床下エアコンの特徴

こんにちは、設計の松木です。

 

今回は、今月末より見学会を行う「和瓦の別府青山の家」でも導入している床下エアコンについて記載していきます。

床下エアコンとは、一般の壁かけエアコンを床下に設置した、床暖房の一種になります。

床下エアコン設置例 この後、床面にふさぎを行い床下への吹出し能力を高めます。

 

暖かい空気は軽い為、上へと上がっていきます。

床下からの暖房は吹抜けがある空間でも足元から暖めることができます
最も冷えを感じる足元も床に触れることで直に熱が伝わり足元の冷えが解消され、血行が良くなり体全体の冷えを和らげる働きがあります。

 

床下エアコンは、温水床暖房や電気式床暖房と異なり、床材を選ばない点も利点となります。

「和瓦の別府青山の家」は、モデルハウス「シーナリーの家」と同じ杉の浮造り材を使用しており、肌触りがよく保温性能が高く暖かさを感じやすい素材になります。

 

また、一般の壁掛けエアコンと異なり、風が直接体に当たらない為、頭がぼーっとするなどのことが起きず、とても快適な体感を得られます

床下エアコンは床下から暖気を送る為、間仕切りをしていても各部屋に暖房ができます

床下の空気の流れ 床の表面が暖まることにより暖房効果を発揮する。 

 

吹出し口は大きな開口部の近くに設けることで、コールドドラフトと呼ばれる不快な気流を抑えることができます。

コールドドラフトとは、冬場の窓ガラスからの冷気により、暖かい室内の空気を冷やし、足元まわりが冷える現象をいいます。

 

床下エアコンは特別な機器等がいらない為、新築の場合、断熱の構成にもよりますが、10万~50万円程度の追加でできる点もメリットになります。

各部屋に満遍なく効果を発揮させるためには、空気をうまく循環させられる気密施工の精度が大切になってきます。

 

次回は床下エアコンと組合せることでより効果を発揮する、床下給排気用の第一種換気システムについて紹介致します。

 

「和瓦の別府青山の家」の見学会へのご予約は社長西村のメルマガにご登録の上での見学会申込み(https://www.sceneryhouse.jp/information.html)

または弊社HP(https://www.sceneryhouse.jp/wphouse/kengaku/)よりよろしくお願いいたします。

 

本日はこちらで失礼いたします。