シーナリーハウス、チーフ設計プランナーの幸野成一です。
そもそも造作家具って何でしょう。
一般的に家の中の家具は、既製品の置き家具か、現場で制作される造作家具とに分類されます。
シーナリーハウスでは、テレビ台、ソファー、食器棚、洗面化粧台、本棚、吊戸棚などは造作家具として現場で制作する事が多く、ダイニングテーブルと椅子は、既製品を置く場合が多いです。
既製品のダイニングテーブルと椅子も、室内の造作家具と同材の無垢材のモノを厳選して、ご提案させて頂いております。
造作家具の造り方は、一般的には、大きく2種類に分かれます。
①一つは、家具屋さんに制作図面を書いてもらい、それを家具職人が工場で造り、完成品を現場に搬入するという方法。
②もう一つは、大工さんが箱や骨組みを現場で造って、建具屋さんが、扉や引出し、可動棚の板を造って仕上げていく方法。
シーナリーハウスでは、ほぼ後者②の大工さん+建具屋さんで造っています。
その場合当然、家具の制作図面は、社内のスッタッフが制作する事になりますので、結構手間がかかってそれなりに面倒な作業になります。
一般的に家具屋さんで造るより、大工さん+建具屋さんで造った方がコストを抑えられるので、面倒でもスタッフが細かい制作図面を書いて造っております。
その方が結果的に、ピッタリ家におさまってお客さまにも費用を抑えた提案ができます。
でもこの②の造作家具の造り方で造作家具を造れる会社は大分でも意外と少ないんです(と私は思っています)。
・まずは、図面を描ける設計スタッフの知識。
・大工さんの技術。
・建具屋さんの技術。
これが全て揃わないと製作できないんです。
では事例で造作家具をご紹介していきます。
「景色を取り込むスキップフロアーの家」
床から浮かせ、掃除をしやすくしてしているのが特徴のテレビ台。
「海を望む 2階リビングの家」
畳リビングからダイニングにかけ、壁一面にいろんな機能が組み込まれています。
「スカイリビング」
割と一般的な造作の下足入。
収納量をもっと重視する場合は、天井いっぱいまで収納を広げます。
「自然と暮らす丘の家」
突き当たりの書斎カウンターと収納量たっぷりの本棚。
「光にわの家」
光にわを眺めながら、くつろげる書斎スペース。
「自然と暮らす丘の家」
食器棚、流台、家電置き場、全て造作家具のアイランド型キッチン。
「中津の二段屋根」
流し台は既製品ですが、リビング側から見ると既製品は見えません。
リビング側から見ると、既製品の流台は見えません。
「うすきの家」
白を基調にした造作のキッチン。
「中津の二段屋根の家」
木のカウンターを使った洗面台。壁は、木、タイル、ガルバなどバリエーションは豊富。
「四季の家」
シーナリーハウス定番の造作ソファー。
次の別府市の「和瓦の別府青山の家」完成見学会では、ニューバッジョンの造作ソファーもご覧頂けます。
「空へ繋がる家」
これは、造作と言って良いのかわかりませんが、何とエアコン付きの造作犬小屋です。
そもそも造作家具のメリットは何だと思われますか?
素材を建具やかべ仕上と同じモノを使うことにより、デザイン的に統一感を感じられる。
デザイン的なことも、もちろんなのですが、実はもっと、もっと、大きいメリットがあります。
それは、
壁や床にピッタリ隙間なく固定されているので、裏にホコリ溜まりがない事。
既製品のテレビ台や食器棚って、何年も置きっぱなしにしていると、怖いくらいに裏側はホコリだらけですよね。
造作家具には、そんなホコリ溜まりがないんです。
健康的にも嬉しいですよね。
今の家って、性能、気密もいいですから、そんなホコリの溜まっている裏側がない家ってすごく良いと思いませんか。
シーナリーハウスのモデルハウス「シーナリーの家」にはそんな造作家具がたくさんあります。
まだご覧になられていない方は、ぜひお越しください。
また、すでに見学済みの方も、今度は家具に注目してご見学いただくと、きっと新しい発見があるはずです。
お越しをお待ちしております。