シーナリーハウスの特徴でもある、造作家具や内部建具は、大工さん、建具屋さんが1つ1つ製作しています。
内部建具は枠材を大工さんが加工して取付をおこないます。その後、建具屋さんが現地で1ヶ所づつ採寸していき、工場でそれぞれの建具のデザイン、寸法に合わせて製作します。
造作家具も同様に、大工さんがカウンターや台を現場で制作した後に、収納扉や引出しなどを建具屋さんが製作、取付をおこないます。
最後に塗装屋さんが、防水や汚れ防止などの目的に応じた塗料を塗って、完成させます。
このような丁寧な仕事をしても、本物の木を使用しているので、木材の伸縮による反りが出てくる事があります。
温度や湿度などの環境条件にもよるので、多少の場合は様子をみていただいていますが、ご不便な場合は、アフター対応として、補修や調整をおこなっています。
シーナリーハウスの内部建具は引戸を前提としています。基本的に開けっ放しにして、風通しや視界の抜けを良くしています。
更に、引戸の両袖に壁をつくる引き込み戸にして、扉の存在感をなくす工夫をしています。そのために隙間が少なく、枠や建具の精度が求められます。職人さんには、非常に面倒な仕事になります。
しかし、この面倒な作業が建物全体を綺麗に見せるコツで、シーナリーハウスらしさに繋がります。
造作キッチンもシーナリーハウスの特徴の一つです。
定期点検に伺った際に、引出しのズレを気にされていたので、後日、建具屋さんと調整に伺いました。
毎日使用するキッチンの引出しです。レールのゆるみを調整して、無事、元に戻す事が出来ました。
自然素材を使った木の家づくり、メンテナンスをしていきながら、経年美化を楽しんで頂けることでしょう。