シーナリーハウス、チーフ設計プランナーの幸野成一です。
私は、設計(プランニング)する際に、まず、断面から考えるようにしています。
理屈をあれこれ述べるより、まずは、シーナリーハウスで設計した実例を見ていただきましょう。
「四季の家」
これは「四季の家」の断面図になります。
この家はプライバシーを確保したいと考え、ロの字の中庭の家になっています。
南側を天井の低いプライベート空間とし、中庭を挟んで、天井の高い、リビングダイニング棟となっています。
リビング、ダイニングの天井を高くする事で、冬の日差しをキッチリ取り込め、夜でもカーテンを閉める必要のない空間となり、かなり高いプライベート空間を 確保しています。
↓HPの実例写真はこちらになります↓
https://www.sceneryhouse.jp/works/014.html
「中津の二段屋根の家」
これは「中津の二段屋の家」の断面図になります。
この家は広い敷地にL型の建物で、東西に長い建物となっています。
このあたりの古い建物が、二段屋根が多く、街並みに溶け込ませようと、上下の屋根勾配を変えた、昔ながらの二段屋根の外観となっています。
また、建物の奥に進むにつれて、段階的に天井が上がり、より開放感を感じられるよう断面構成を考えています。
↓HPの実例写真はこちらになります↓
https://www.sceneryhouse.jp/works/017.html
「光にわの家」
これは「光にわの家」の断面図になります。
この家は南側側に、のどかな田園風景の広がる土地に建つ焼杉の家になります。
1坪の光にわは、在宅ワークとプライベートの気持ちの切り替えの装置となっています。
のどかな田園風景と、その空を家全体に取り込むために、東西に長くして、リビングダイニングは、2900の天井高とし、空を存分に引き込んでいます。
↓HPの実例写真はこちらになります↓
https://www.sceneryhouse.jp/works/009.html
「スカイリビングの家」
これは「スカイリビングの家」の断面図になります。
この家は東側の川に向かって大きく開く2階リビングの家となっています。
2階リビングとなっているのは、東側の川の土手があり、1階リビングより、2階リビングの方が、はるかに視界が開けていたからです。
また、リビングダイニングは畳として、ダイニングテーブルは置かず、300床をキッチンより高くする事で、視線的な見下ろしがないよう、断面構成を考えています。
↓HPの実例写真はこちらになります↓
https://www.sceneryhouse.jp/works/003.html
私が設計を断面構成から考えるようになったきっかけがありまして、
建築家の安藤忠雄氏がおっしゃていた、
「単純な平面構成のあとの、複雑な立体構成」という設計の考え方を、
20代の建築修行時代に知り、それ以来、設計をするにあたり、まず断面から考えるようになりました。
平面構成はシンプルにまっすぐの動線のほうが、間違いなく使い勝手は良く、断面構成は屋根形状と繋がりが深く、
つまり、断面は建物の外観をかっこよく、バランス良く見せるための根本になります。
また、断面構成の天井高さは、室内のどこの部分を低くし、また高くするのか重要な要素で、平面と同時に断面を考えなければ、小屋裏部分が、無駄に広くなりかねません。
私も断面から考えるプランニングが、パッとすぐに出来るようになったのではなく、これまで設計してきた350件以上の木造住宅の実績の上に成り立っていると思っています。
それで今では、プランニングをする土地に立った瞬間、この土地に最適な断面構成(最適な外観)はこうだ!と、ぱっと頭に浮かぶようになりました。
断面から考える設計。
手前味噌ですが、意外と難しいんです(笑)。
大分で家づくりをお考えの皆さん。
シーナリーハウスの完成見学会やモデルハウス「シーナリーの家」にお越しいただき、
断面から計画されているシーナリーハウスの建築事例を、是非、ご体感ください。
きっと、今まで経験したことのない、シーナリーハウスの住宅の魅力というものを実感いただけるはずです。
来月の5月11日(土)~13日(月)で行われます、別府市「景色を取込むスキップフロアの家」の完成見学会、
5月11日(土)のみにはなりますが、私も現地にてご見学の対応させていただきますので、
完成見学会場でお会いできれば嬉しい限りです。
別府市「景色を取込むスキップフロアの家」完成見学会のご予約は、
近いうちに西村社長のメールマガジンやシーナリーハウスのインスタグラムにて告知されますので、
お気軽にご予約ください。