シーナリーハウスの三浦です。
昨年7月よりスタートしております。「シーナリーハウスのスタッフブログ」。
主に現場管理担当の樋口がお届けしていましたが、
今回より私、三浦もお客様との打合せの様子や、アフター担当の視点から、ブログをスタートさせていただきます。
お引渡し後のお宅を定期的に訪問させて頂いています。
入居されて、1回目の訪問の際に、多くのお客様が「早速、床をキズつけちゃったー」とおっしゃいます。
「子供がバタバタと遊びまわって」と。
でも、お子様が家で元気に楽しく生活しているようで、皆さん笑顔で語ってくれます。
「もう諦めてしまった」とも言ってますが・・・
先日訪問したお宅では、「昨日の夜、ちょっと目を離した隙に、床に落書きをされた」と、
「流石に昨日は鬼になりました」とおっしゃっていました。
打合せが終わったあと、メンテ方法を説明しながら一緒に汚れを落とすと、さほど気にならない程度になり、安心してくれました。
お子様は何も分からず、いつもの笑顔で。 ほほえましい光景でした。
我々が一番おススメしている床材は「杉柾目の浮造りフローリング」です。
見た目が良いのはもちろんの事。
浮造りの凹凸が非常に足ざわりがよく、無垢の杉なので、冷たくないです。
柔らかいので疲れにくいというメリットがある反面、キズは付きやすいです。
生活していく中で防ぎようのない「床のキズ・汚れ」
今回はこの『床のキズや汚れのお手入れ』について少し書いていきます。
凹んだ場所に水を垂らしてください。少し経つと水分を含んで膨らんできます。
タオルなどをあてて、アイロンを当てて温めると、より膨らみやすくなります。
最後にサンドペーパーなどで表面の凹凸を調整して周囲となじませてください。
木には夏目(色の薄い柔らかい部分)と、冬目(色の濃いかたい部分)があるので、
夏目の柔らかい部分で調整するようにした方がより自然になります。
シミや汚れなどは硬く絞った布巾などで取り除きます。
どうしても取れない部分はメラミンスポンジやサンドペーパーなどで少しずつ削って落とすこともできます。
表面のコーティングが取れて少し白くなる場合は自然塗料などでなじませます。
補修直後は周囲と少し色つやの違いなどでますが、それも徐々に周囲と一緒に変化していきなじんできます。
↑補修前
↑補修後
お子様の落書き、物を落とした。初めはついカッとなった方もいると思います。
点検で何度目かの訪問の際には、「もう床のキズも気にならなくなった」とおっしゃいます。
無垢の床だから自然となじみ、目立たなくなりますよね。
合板のフローリングだと、硬くてキズ付きにくいですが、一度キズついたら戻らない。
丁寧に補修をしながら、経年美化を感じながら、木の家を楽しみながら生活してください。
今後も気になるお手入れの仕方やお施主様との打合せの様子などをお伝えしていこうと思います。
宜しくお願い致します。